たあべのひとり言

うつ病の娘との10年間 悩み解決ブログ

④双極性障害~空虚の日々に見つけた「やりがい」

人の視線が気になる

高校2年の3学期から高校3年の1年間、結局、1度も学校に行けませんでした。
友達からのLINEもシャットアウト。友達にも親戚にさえも会うこともできませんでした。

そして誰にも不登校になったことを言っていません。
近所の人はもちろん、親戚にも内緒にしていました。
それは娘の希望でもあったし、この状況に戸惑っている母の判断でした。

人と会う事と、人から見られる事がとても苦痛そうでしたが、車に人目から逃げるようになら乗りこむことができたので、ドライブにたくさん出かけました。
そして、離れた街では歩くことができたので、買い物も遠くの街に出掛けて、私も新鮮で楽しかったです。

本来なら受験勉強で大忙しの時、娘とゆっくりできるのは嬉しいことだと思えてきました。

家族の時間

娘の病のおかげで、家族の絆が深まった気がします。
仕事が忙しい夫は、家に帰れば必ずいる娘が嬉しく、以前より可愛くなったようです。
息子は、妹に対して当初はただの怠け者という認識でしたが、家に帰れば食事を出してくれるため、苦言することもなくなりました。
私は仕事や地域活動で大忙しでしたので、料理をしてくれる娘に感謝感謝の毎日です。(私は料理が大の苦手です)


確かなことは家族の時間が増えたことです。

心の病気は怠け者に見えがち

学校に行かない。朝起きない。昼間ずっと眠っている。外に出ない。夜眠れない。怖い動画をみる。人と会うの極端に嫌がる。食べない。食べ過ぎる。


ただの怠け者に見えがちですが、気掛かりは、娘の目が空虚だったことです。
何も現実を見ていない、見えていない、見ようとしていない。心のない目。
に不安と悲しみを感じました。

心の病気は目にみえないけれど、発せられた信号をキャッチしてあげれば、時間は必要ですが、良い方向に向かうと思います。

私はその後、娘の精神状態は空虚の目になっているかで判断しています。

やりがいを見つける

動けない時期に娘がやったことは

・料理
・料理レシピノート
・ジグソーパズル
・折り紙
・プチ日記
・お絵描き

なかでも「料理」に一番やりがいを感じていました。
材料、調理、盛り付け、セッティング、食事、後片付け
大掛かりな時間を必要とする作業です。

そして、なにより家族に喜んでもらえる仕事です。

料理を自分の担当と思えたことで、
辛くても夕方には起きて料理するようになりました。
家族のために役立っている思いが、生きている意味に繋がったと思います。

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