たあべのひとり言

うつ病の娘との10年間 悩み解決ブログ

⑥双極性障害Ⅱ型~短大進学

高校中退

高校3年留年になった春。もう高校に通えることはないだろうと思い始めていました。

高校の先生の話やカウンセリングの方の話で、あと2教科取得せれば高校卒業認定されることがわかり、この1年で所得して、次のステップへ進めればと、高校卒業認定試験を受けようと娘と話し合いました。

高校認定資格が取れたことで、娘がなりたかった幼児教育を学べる学校のオープンキャンパスに行ってみました。
そこで出会った先生の温かさに惹かれて。また車での通学もOKだったことから、この短期大学に通うことに決めたのです。

短期大学へ入学が決まった時点で、高校中退届を提出しました。

最終学歴

短期大学入学の目的は、

途中で途絶えた学生生活をもう一度楽しんでほしい。
最終学歴が短大卒になってほしい。
でした。

そして小さい頃からの夢だった幼稚園の先生に近づいてほしかったからです。

娘が短期大学行こうと決めたことがただ嬉しくて嬉しくて、このまま2年間何事もないことを願っていました。

プレッシャー

短期大学の2年間は充実していました。基本的には同級生は1歳下でしたが幅広い年齢の方が学ばれていて、プレッシャーを感じることなく、とにかく生き生きと楽しそうでした。

それでも何度か休んだりして、ハラハラしましたが。2日間連続以上は休むこともなく、なんとか登校できていました。

プレッシャーをあまり感じずに楽しく学べた2年間は、生きてる実感がみえました。

将来についても考え、希望に輝いてるようにみえました。

大丈夫。大丈夫。このまま、このまま。

短期大学 卒業

卒業の日、入学の目的だった、学生生活を楽しむこと、保育士になること、最終学歴のこと、すべてをクリアして、就職も決まって、感動と感激で胸がいっぱいです。

高校中退の出来事を乗り越えて、これからの未来が楽しみです。

今となって思うこと

・一時的なもの
当初は一時的な気分の落ち込みと思っていたので、進学、卒業できたことで、今後は普通に仕事ができると思っていました。

・まさか精神の病とは
心療や薬を必要とする事態は想像できていませんでした。

うつ病だったのか、最初から双極性障害Ⅱ型だったのか
高校2年の冬、学校に行けなくなった時からうつ病だったのか、17歳から4年後の春に診断もらうまでは、「不登校」「体調不良」でしかありませんでした。
そして、双極性障害Ⅱ型の診断。最初からそうだったのでしょうか。

この短大生活の2年間は「夢」のような時間に思えます。

元気に復活したものだと思っていましたので、また、闇の時代が来るとは、想像できずにいました。